私がつくる、私からはじまる。Begin with Creation OITA STEAM
scroll

次世代を生きる、 新たな学びがここに。 令和5年度 大分県STEAM教育推進事業

Begin with Creation

世界は急激に変化しています。日本も、大分も変化は急激です。
探究すること、考え抜くこと、そして、創り出すこと。
大分県はSTEAM教育という手法を活用することにより次世代人材育成をより一歩進めていきます。
Begin with Creation. 大分では創ると学ぶを融合した大分独自のSTEAM教育をさらに広げていきます。
そして、宇宙から始まり、脱炭素、今年はメタバースを加えた、
これからの宇宙と地球の発展を目指す学びを推進していきます。

令和5年度大分県STEAM教育推進事業について

大分県では、令和3年度から先端科学技術分野等で幅広く活躍できる次世代人材を育成するために「大分県STEAM教育(次世代人材育成)推進事業」をスタートしました。その中心とも言える、OITA STEAM PLATFORMは、大分県の高校生が主体となってSTEAM教育を体感してもらえる第2の学びの場。3年目となる今年は、皆さんにさらにSTEAM教育を体感してもらえる多様なプログラムを実施いたします。STEAM教育を通じて、分野横断的な視点で社会の課題を解決するスキルを身につけ、大分の未来について考えてみましょう。

今年度の取り組みテーマ

県内の高校生が、STEAM教育やSDGs、カーボンニュートラル、メタバースなど現代的諸問題の解決に向かう思考力・創造力を育成する教育機会に触れることで、学校の教育だけでなく、大分を舞台とした、次世代の学びを本事業の中で体験します。また、今後のスペースポート開港に伴う県内の宇宙産業を担う人材育成を目指します。先端技術や脱炭素技術・メタバースを通じて、県内の高校生が社会につながる学びを習得することで、次世代人材としての成長を期待しています。

STEAM教育とは

© STEAM JAPAN

STEAM教育とは、科学・技術・工学・芸術・数学の5つの英単語の頭文字を組み合わせた造語。科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、アート(Art)、数学(Mathematics)の5つの領域を対象とした理数教育に創造性教育を加えた教育理念。知る(探究)とつくる(創造)のサイクルを生み出す、分野横断的な学びです。

なぜ、STEAM教育を学ぶのか。

VUCA時代の今、大分、日本、世界の未来を切り拓くために、大分から新たな人材育成を推進。大分県教育委員会では、STEAM教育やSDGsなどを通じて、先端科学技術分野等で幅広く活躍できる次世代人材の育成を目指しています。本事業は、STEAM JAPANが中心となって、地域や自治体、企業、大学等を結ぶ「人的ネットワークの形成」や「学び(STEAM教育)の場の提供」を行うことで、大分県内で学ぶ高校生の思考力・創造力を育みます。

※VUCA時代とは変動性が高く、不確実で複雑、さらに曖昧さを含んだ社会情勢を示す。

大分県高校生への
メッセージ

大分STEAM教育推進コーディネーター
井上 祐巳梨
一般社団法人STEAM JAPAN 代表理事 / STEAM JAPAN 編集長

Begin with Creation. 今回のテーマは、「私がつくる、私からはじまる。」そんな意味合いが凝縮されています。探究し考え、想像し、そして創造する・・・その過程に、collaborationがありco-creationがある・・・ぜひその楽しさを体感してみてください!皆さんが、大分の未来をつくる当事者です。さぁ、ここから、始めましょう!

宇宙STEAM教育アクセラレーター
菊池 優太
一般社団法人SPACE FOODSPHERE理事 / 宇宙航空研究開発機構(JAXA)J-SPARCプロデューサー

「地球」が奇跡の星と言われるのを知っていますか。宇宙視点で身の回りのコトを見つめ直すと、新たな発見がたくさんあります。宇宙から大分のこと、地球のことを一緒に考えましょう!

課題研究講座推進アドバイザー
大谷 忠
東京学芸大学大学院 教授 / STEAM JAPAN理事

STEAM教育は問題解決のプロセスを通して新たな価値を見出す学びです。大分の高校生の皆さん,普段高校で学んでいる総合的な探究の時間とどこが違うのか、新たな学びに是非挑戦してみて下さい。

昨年度本事業に参加した
生徒の感想

学校で先生に教えられて身につける学力だけじゃなく、自分から「こんなものがあるんだ!」と獲得していく学びや、アイデアを出し合うだとか、学校の教科書では抑えきれてないようなことまでを体験しながら学べるのが本当にすごいと感じました。
これがもっと広まれば、課題解決できる人、社会問題に興味を持つ人が増えていくのではないかと思いました。
自分も最初は不安で、「そんなことできないかもしれない」と思いましたが、そんなことはなくて、とても楽しい取り組みだったと思っています。
令和5年度おおいたサイエンスフェア(第13回「科学の甲子園」大分県大会)

大分県内の高校生が、学校対抗で科学技術・理科・数学等における複数分野の知識・技術を競う場を提供します。科学好きの裾野を拡げるとともにトップ層の伸長を図り、将来の有為な科学系人材の育成につながることを期待しています。

日時
令和5年11月3日(金・祝)
会場
大分県教育センター
対象
大分県内の県立高等学校、私立高等学校および大分工業高等専門学校
チーム編成
学校単位で、高校1~2学年、6~8人のチームで構成する。
競技内容
筆記競技(60分)と実験競技(60分)を実施
ICT活用授業&探究ライブラリポータルサイト

大分県教育委員会では、1人1台端末を効果的に活用した授業改善を推奨するために、ICTを活用した授業や探究的な学びの参考となるポータルサイトを開設しました。ICT活用授業優良事例(小学校、中学校、高等学校、特別支援学校のICTを活用した優良事例)を掲載。
探究的な学びの実践事例(高等学校の実践、成果物を掲載)

ICT活用授業&探究ライブラリ ポータルサイト